オバマとヒラリーの人間性の問題

クリーブランドでのディベート、テレビで昨晩見ました。
詳細はニュースで流れているので割愛します。


相手の欠点、弱点をあげつらねてそこをついていく手法。責めて、責めて、責めまくる。これを攻撃と思っているヒラリーと、その選挙作戦・グループ。
選挙に入る以前だって、いつもこの手法ばかりで押してきた。
ビル・クリントンはそうでもなかったけど、今は夫婦揃ってこの手法だけのワンパターン。


オバマは「融和」をうたって、ディベートでもその精神と態度は一環して現されていると思う。
ヒラリーが意見を述べる。すると、まず、ヒラリーの意見を肯定してから、自分はここが違う、と自分の意見を主張する。


また民主党全体の考えもきちんと抑える。
共和党の成功例もちゃんと挙げる。
その上で自分の意見を言う。


ヒラリーが対立思考だとしたら、オバマは融和思考を強調している。
オバマ始め、選挙のスタッフがその方向を選んでいるわけだ。
こうなると、なにかもう人間性の問題のような気がしてならない。


共和党もだけど、民主党も、もう嫌気がさしてしまった人は多いのではないか?
特に若者は、以前にもこのブログで書いたけど、「どうせ政治家は4%の超大金持ちのために政治をしているんでしょ。それは共和党民主党も同じさ。」・・ということで
自分の投票権を売るとしたらいくらで売るか・・・な〜んてアンケートまでネットで出回ったくらいだから。
2007-11-15 - カリフォルニア・加州ラジオ草紙 (1)


そこに出てきたのがオバマ立候補のニュース。
「黒人のアメリカでもない、白人のアメリカでもない、ヒスパニックのアメリカでも、アジアのアメリカでもない。(一つの)United States Of America」と言った人なのだ。


世の流れは確実に融和思考を望んでいる。
その流れを掴んでいるのがオバマ陣営だと思う。