車椅子用施設のないお店訴えられる

こちらでは車椅子用のカーブの入った入り口部分とか車椅子用のトイレなどを付けることが公共の場所や一般店舗でも義務づけられている。

そういう施設が完備していなかったあるお店の悲劇・・・・。
車椅子を使うお客がこのお店を相手に訴訟した。
自分にとって生活必需品を買うのに不可欠な店のに、車椅子用の受け入れが完備されておらず、買いに行って困難な思いをしている・・・・と。
裁判所はお客の言い分を取った。お客、勝訴。


その店は罰金だの弁護士費用だの、エトセトラ・・・莫大なお金を払わなければならない。とうとう潰れてしまった。結局、このお客は生活必需品を買うのに不可欠だったはずのお店にはもう行けない・・・・ということ。


これってなにかがずれているんじゃあないか・・・という声がラジオ番組でとりあげられた。
こういう訴訟をするにはそうとうの準備金がいる。お客はそれができるほどのお金を持っている。そして勝訴したら、またお金が入る。
片や、お店は小企業。金策に苦労しあげくすべてを失い、お店は閉鎖。
たしかに何かがおかしい・・


車椅子使用者の年配の女性から「バスにしても車椅子用の乗り降りの場所が増えて、あまりにも車椅子用の施設が増え過ぎてかえって煩雑で使いにくくなってきている」という意見もあった。


お役人さま、裁判官さま、弁護士さま、一度全員で車椅子にのって町を散策してみたら?