ソンブレロ・ギャラクシー、美しくも恐ろしい

肉眼で見られるMessier 104をテレスコープで捉えるとこんなに美しいギャラクシー。赤、緑、青のフィルターを付けて撮影されたとのこと。

写真：NASA/JPL-Caltech and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

ギャラクシーを取り巻く赤い輪は星屑の集合体。
メキシコの帽子、ソンブレロに似ているところから「ソンブレロ・ギャラクシー」と命名された。でも実際は「牡牛の目」に見えるそうだ。
地球から２８million光年離れており、ギャラクシーの中心は太陽の１ビリオン倍のとてつもなく大きなブラックホールだそうだ。

なにしろ美しい。遠くから見るとこれほど美しいものはない程美しいが、実際は岩や石のかけらのような星屑と恐ろしいブラックホールでできているなんて・・・美醜は対立する別物でなく同一のもの・・というのは形あるものの宿命なのだろうか？