植物を守るために島の動物を殺す!?

最近、アメリカで、取りざたされている環境関係の問題があります。
ロスの郊外にヴェントゥーラという街があるのですが、その沖合いに小さな無人島があります。そこにはある種の保護するべき植物が自生しているそうで、それをウサギとシカが食べてしまう。そこで、環境問題関係者(←和訳が変ですが)はその植物を護るために、島のウサギとシカを全て殺すと主張しているそうです。

次期大統領候補の議員が、その島のシカの数が増えすぎていることについて、「繁殖期のみ、ハンティングの許可を出し、間引きする法案」を提出したのですが、環境問題者は、まっこうから反対。ハンティングは絶対駄目と。


そしてそれと同じグループなのかどうかは知りませんが、環境問題者はその植物のために、島のウサギとシカ、すべてを殺そうという案を出しているそうです。
秋のシカの繁殖期前に「ハンティングを許可する法案」をひっくりかえす計画で、島の動物は絶滅させて植物を守るという主張です。


私はこのニュースを聞いて英語の聞き間違いかと思い、連れ合いに確認しましたよ。これを真面目に議論しているのです。どう思われますか?
なにか、近視眼的・動/植物愛護者が「環境問題」と称して政治の場で利用しているような気がしてなりません。
本来の環境問題の動きが始った頃の主旨からなにか、どんどん外れてきたグループが出現しているみたい。


植物を守るために島のウサギとシカを全て殺すなんて考えがどこから来るのでしょうか?
きっと、『無人島にウサギとシカを人為的に持ち込んだ人がいて、本来の島は植物と鳥だけだった。それが自然な姿なのだ』とでもいうのでしょうか。


じゃあ、地球に人間がいることだってもともとの姿ではなく、恐竜だけが住むのが本来の姿だっていうことも言えるじゃん。
地球をジェラシック・パークにしたいのかって言っちゃうよ、もう!