バケーションにラップトップと携帯を持って

Mapple2007-06-04

最近の統計で、平均5人に一人はラップトップを、80%が携帯電話をバケーションに持参。バケーションでも電気コードの「ヒモ」から逃げることはできない。海岸で水着を着ながら、仕事のメイルをチェックし、電話のメッセージを聞く人々。


若い人となるとその比率は更に高くなる。
40才以下だと、4人に1人はラップトップを持ってバケーションに出る。50才から64才だと、15%だけで、65才以上はもっと割合が低くなる。携帯は勿論若者の比率のほうが高くなる。


若い人は個人メイルやメッセージのチェックが多いが、40代、50代の人は仕事関係が主な目的になるそうだ。
休暇中でも働くことができるという意志表示をすることや、重要な情報を見逃さないという理由だが、切羽詰まったところから持たざるをえないという人が多いようだ。


特に責任あるポストにいる人は、電話のボイスメイルのチェックは不可欠。「こうしてEメイルと携帯を与えられた以上、たとえバケーションでも常に仕事はできるわけで、そこから逃げることはできない。」と言う。「反対にラップトップも携帯も持たずに旅行にでたら、もっとストレスが溜まると思う。」という人もいる。


統計は2007年の5/15−17に、ランダムに選ばれた1000人を対象におこなわれたと言う。

オフィスのIT化でセクレタリーという仕事もなくなり、働く人材も最小限に減らされている。データを打ち込んだり、電話セールスなどはインドでされているし、職場は縮小され、マネジャークラスにはどっと仕事量が増え、ビジネスもインターネットで365日24時間お店は開業しているのと同じだ。


ITは確かに人々の生活を根本から変えた。国と国の垣根も飛び越える現象が出てきた。勤労時間も自由になる可能性も出てきた。時空の限界を広げたと思う。
そのかわりに、バケーションの中にも時空を越えて仕事が忍び込んできている。場所を移動すれば仕事から離れられた昔のバケーションは定年にならないかぎり得られなくなるのだろうか?