熱帯性嵐アネストがカテゴリー3のハリケーンに!?

Mapple2006-08-27

木曜日あたりにはカテゴリー3のハリケーンになる危険性を持つ熱帯性嵐アネスト(Ernesto)が不気味に今、移動している。写真:AP/ドメニカン リパブリックにて、熱帯性嵐アネストで波が堤防を襲う FoxNews

熱帯性嵐アネスト(Ernesto)がカリブ海で今、勢力を増しながらジャマイカに向かっている。カリブ海の中央から、方向がメキシコ湾になれば、本年度始めてのUSを襲うハリケーンとなる可能性が高い。
木曜日あたりにはカテゴリー3のハリケーンになるかもしれないとナショナル・ハリケーン・センターでは警戒している。
去年ニューオリンズを襲ったカテリーナもカテゴリー3だった。もし熱帯性嵐が、ハリケーン・アネスとなってメキシコ湾にはいってきたら、またニュー・オリンズもやられるらしい。


ただし、まだ、進路を断定するのは時期早々と言う。日曜日にはジャマイカの脇を通過と予測されている。
ジャマイカでは、潮の高さは通常より1メートル程高くなっている。4から8インチのどしゃ降りの雨が今降り続けており、船舶は皆岸に戻って待避しているという。

ジャマイカの首相(Portia Simpson Miller)は国の保安部(country's security forces)を設置し、島のすべてのシェルターを使用できるように準備を完了、と発表した。レスキューがしやすいように子供達は必ず大人と一緒にいること。低地の住人はいつでも非難できるように準備をする必要があることなども呼びかけている。
人々は食料品などの買い込みに長い列をつくり、豪雨のため車は渋滞しているとのこと。 8/26/06


ニュー・オリンズの時は対策が後手、後手に回ったが、今回、ニューオリンズ市長は何かしているのだろうか? それとも、去年のように何の手も打たず、嵐が目の前にきて始めてFEMAに電話して、つながらなかったから対策できなかったとすべてを国のせいにするのだろうか?
車を持つ人(多くが白人と富裕なアフリカン・アメリカン)には避難することは徹底させたではないか。それなのに、車をもたない人々の避難体制を作らなかったということは、要は怠け者か、自分はアフリカン・アメリカンといいながら、人種差別をしているのは市長本人ではなかったのか?


今後の復興の緻密な計画と、ハリケーン対策の具体案を打ち出すのではなく、人種問題に絞って黒人の町ニューオリンズとうたって、再度市長に当選した彼は、今年こそ真価が問われることになるのではないかと思う。