メキシコの先生たち、ラジオ放送局を武器で占拠

Mapple2006-08-22

メキシコの南部の州、Oaxacaでは、学校の先生が州の8つのラジオ・ステーションを急激して占拠した。彼等は今年の5月以来ストライキを続けている。政府のラジオ・ステーションに銃をもって押しかけ、発砲し、既に彼等の支配下になっている。


彼等は「月曜日からの学校再開を無視して、子供たちを家に留めておくようにとラジオ放送をとうして呼びかけている。


この先生たちは賃上げと、知事(Ulises Ruiz)の解任を求めてストライキに入った。知事は2004年に詐欺行為で選出されたという罪状を否定して退陣を拒否してきた。


武装して放送局をおそったのはストライキをする先生たちのサポーターで、こん棒で放送局周辺の道も占拠し、数台の車を燃やした。


メキシコではびっくりするようなことが時々起こる。
つい数ヶ月前にも、私用で一定の量以下の麻薬なら所持しても合法にすると議会でまじめにとりざたされた。理由は警官が交通取り締まりで忙しすぎて、麻薬所持者の検挙に手がまわらないということだった。


アメリカの若者は簡単に行けるメキシコで麻薬に接する機会が多くなるのは明白。結局アメリカの強い要請でその法案はとおらなかったが。


メキシコの先生たちのストライキ、子供たちは5月以来学校にいけないでずっと家にいたわけだ。子供にしたら嬉しいことかもしれない。きっとサッカーで遊んでいるのではないだろうか。


中南米のサッカーはこうしてますます強い選手を輩出し、同時にこうしてまた教育が遅れ、子供達の学力は低下する。大人になってサッカー選手になれなければいったいどういう生活が待っているのか先生たちもわかっているだろうに。


それとも勉強しても、しなくても何もかわらないし、かわることなどほとんどの人が望んでいないのかもしれないし・・。