メル・ギブソン謝る

逮捕された次の日、彼は謝った。自分は若い頃から、アルコール依存症からぬけられない。すごいスピードで車を飛ばして、しかも、逮捕された際たいへん乱暴な態度で警官に接したらしい。覚えていないのだが。たいへん申し訳なかった・・・と。


でもラジオのトークショーは軒並みメル・ギブソンをやっつけている。
彼は自分の敷地にカソリックの教会を建ている。バチカンから承認を拒否されているのに続行している。そんなに信心深いのら、なぜこんなことをするのか? 謝ったけど、謝ればいいという問題ではない。
また、奥さんが別の宗教だということで、自分の妻は天国には行けないなどといっていったりした。なんだ、なんだ、これは。


そういうことから始まり、いかにキリストの映画で稼いだか、数字を並べて、稼いだお金をかなりいろいろなところに寄付しているが、あれは税金のがれではないか・・・とか。いい噂がひとつとしてない今日この頃である。もっとも、怪我人がでなかったらいいようなものの、死者でもだしたらもう取り返しがつかないことなのだから、批判を受けても当然だろう。


カリフォルニアは特に宗教離れした人が多く、何の宗教でも狂信的なものを嫌う。イスラム教の狂信的な人々がテロをするが、その原因は他の宗教を認めないからである。イスラム教だからということではなく、イスラム教の狂信者がそういうことをしているのだ。キリスト教徒の中にだって狂信的なファンダメンタリストがいる。彼等だって、テロリストたちと同じメンタリティーではないか・・・他の宗教をみとめないのだから。ということで911以来、キリスト教の狂信者への風あたりは強い。


そんなわけで今回は一部の人からメル・ギブソンは狂信的なキリスト教信者として扱われ、狂信的なファンダメンタリストへの批判の矛先が彼にむけられているような気がする。


何はともあれ誰であれ、お酒を飲んで運転する、これは絶対にいけないと思う。