ワニが室内に侵入!娘を守ってワニと闘った母。

Mapple2006-05-18

写真:5月16日、フロリダ、 New Port Richeyにて ワニ捕獲専門家のミッキー・ファーガン( Mickey Fagan)が10フィート(約3メートル30センチ)のワニを捕獲。それを見る近隣の人々
FOXNEWS.COM May 18, 2006

フロリダで、日曜日のこと、ブランデントン( Bradenton)近くに住む キャンディー・フレイ(Candy Frey)さん。入り口に取り付けられている犬の出入り穴から約1メートルのワニが室内に入ってきた。娘がワニを蹴るとワニは彼女に向かって突進してきた。娘がポーチ(ベランダ)まで逃げても、しつこく追いかけてきた。母親はシャベルでワニをひっくり返そうと何度も試みたがワニはすぐ体制を整え、追い迫ってくる。注(ワニはお腹を上にされるとおとなしくなるといわれている)
そこで彼女は銃でワニを打った。ワニは軽症だったが、彼女はハンティングのライセンスを持っていなかった為、警察より勧告を受けた。
彼女は「これが残された最後の手段だった。このワニはかなり攻撃的だった。娘を守らなければという思いで一杯だった。」と語った。インタビュアーは「どれくらいの大きさのワニでしたか?」と質問したが、彼女は「大きさを見定めるような余裕はなかった」と答えていた。

サンシャインの州と呼ばれるフロリダでは先週1週間だけで3人の女性がワニに食べられ亡くなった。ワニ・ホットライン(866-FWC-GATOR)は月曜日1日だけで225件の電話があった。これは去年と比べて2倍。オペレーターは夜遅くまで受話器を握りっぱなしだという。
野生生態関係の係り官は「今週で3人が殺されたが、ワニと出くわす機会は更にふえるだろう」と湿地帯のワニの居場所に目を光らせている。
ワニ捕獲専門家のトッド ハードウィック(Todd Hardwick)は一日平均4件のワニ捕獲を行なっていたが、このところ一日に15件位の要請があって、依頼者の敷地に入ってきたワニを捕獲し移動させている。

ホットラインにはこんな話もはいっているそうだ。
火曜日のこと。タンパという街の近くに住む女性のフロント ポーチに3メートルもあるワニがいるのを近隣が見つけた。中に住むのは75才の老女なので、あわてて彼女に電話をし絶対外にでるなといってホットラインに助けを求めた。
警察のシェリフが銃を打ち込んだが、動きがおそくなるわけでもなく、大きな口を開けて、シェリフをにらんで立ち向かってきたという。そこでシェリフはもう1発頭に打ったところ、このワニは棲息している池のほうに引き返した。ワニは傷をうけたような動きではなかったそうだ。
数分後に到着したワニの専門家は「それはただ、ワニを怒らせただけ」と言っていた。 (詳しくはFOXNEWS.COM)

銃に打たれてもなんともないワニ。これはまるで映画の「ジェラシック・パーク」や「ゴジラ」の世界ではないかと錯覚してしまう。
また殺されたり襲われたのはほとんどが女性だということ。また、こちらから攻撃を加えると怒って獰猛に追いかけてくる...というわけか。
フロリダに旅行するときはワニの習性を学んで、ワニ・ホットライン(866-FWC-GATOR)の番号を携えて行かないとならないようだ。