ニューオリンズでカーニバル盛大に

Mapple2006-02-28


カーニバルというか、
恒例のお祭りというか
Mardi Grasが
2/28にはクライマックスに
http://www.foxnews.com
Feb−28−06

カトリーナの災害から半年、恒例のお祭り「Mardi Gras」がニューオリンズの観光メイン スポットのフレンチ スクエアーで盛大に行われた。
インデアンの踊り、アフリカンアメリカンの踊りと音楽演奏も例年とおりに参加して、パレードが繰り広げられた。
ビーズの首飾りが道路の見物人に投げられパーティーは盛り上がった。
でも、今回は「それ以上に、我々の心の深い所からわき上げるものであった。それは「血」が沸き上がるといったものだ。」と主催者側の人からの言葉があった。

46年パレードで演奏し続けたジャズのクラリネット奏者がことしは血圧の問題で参加できず、パレードを観ていた。彼は75才であった。

「これは150年の伝統行事であるがこれはもうDNAからでてくるものだと思う。例年参加してきた人々が今日見えない。これはさびしい。でもいつか彼らも戻ってきて、また参加する日がくることを願う」と市長が感想を述べた。

レストランはカトリーナ前には1,882軒あったのが、今は506軒しか営業していない。目抜き通りの「バーボン ストリート」は以前なら、歩くことはできないほど、込み合っていたのが、今年は充分歩ける。しかし、全体の参加者は減っても、今年は地元住民が盛んに参加できたことはよかった。地元住民のサポートがとても充実して、多くのサポーターが家族ぐるみで盛り上げてくれた。

災害を最もつよく受け、今はヒューストンに在住している人は、「今年は趣味が悪い。我々は帰りたくても帰る家がニューオリンズになくなってしまった。そんな中、お祭りはできるわけだ。とんでもないことだ」と怒った被災者の声もあった。

テキサスのガルベストンで寒い冬を過ごし、被災者生活を強いられている人は、ニューオリンズ以外の地でこのお祭りをする気はさらさらないとのことだ。

また、ニューオリンズの家を売って、テキサスのヒューストン郊外に引っ越した人は「Mardi Grasのお祭りに参加した者にとって、ニューオリンズの土地を離れることはとても辛いことだ。あれは世界でもっともすばらしい、無料のショーなのだ。」と言っていた。

2005年8月29日のカトリーナの恐ろしい、苦しい思い出を墓に埋めようというスローガンですすめてきたこのお祭り。
教訓を生かした未来の町作りが一日も早く実現することを願ってやまない。

P.S.: 民主党の知事がニューオリンズ市長選挙を延期するということで住民から訴訟が起きていたが、今回の判決では市長選挙の延期をみとめないという結果になった。