ウサマ・ビンラディンの宣言

2006年1月19日公開されたビデオの中でビンラディン容疑者は「近く、米国を攻撃する。」と予告すると共に、米国が長い時間をかけて自分を追跡しているが、「生きて捕まることは絶対にない。」と宣言した。
また、彼は「米国とイラクフセイン元大統領は同じやり方をしている」と批判した。

ちょっと待って、急に随分勝手なことをと思ったが、テロリストはいつも勝手なことを言う。テロリストのリーダーや支援するグループは桁違いな大金持ちばっかり。貧しい若者を感化して自爆テロをさせ殺しておいて、自分は逃げ回って「生きて捕まることは絶対にない。」なんて。そういうことがよくできると思うが、召し使いをたくさん使って高慢な環境で育ったんだから感覚が我々とは違うのであろう。自爆テロで死んだ人の家族にはそれなりの金銭を支払うそうだ。宗教を使って金銭で命を買う感覚。人の命をかなり低くみているのではないか?

よく「罪のないイラク人をアメリカは殺して...」という意見をアメリカでも日本でも耳にするが、「罪のないイラク人を殺したフセイン」「罪もない人々を殺すテロリスト」には言及されないのはどうしてかと時々おもうことがある。視点を変えれば、加害者である自爆テロで命を落とす若者も被害者なのではないだろうか? そういうことは当然わかっているよ、それだけでなく、アメリカが介入するからテロが起こるのだということかもしれないが。
介入しなくても911では3000人以上が殺されたわけだし。

また、フランスのシラク大統領の「フランスの地を攻撃したものへの報復は核兵器も辞さない」という意見にはアメリカではあまり深く追求されてないような気がする。フランスは口だけで、兵力はなしと見られているのかもしれないが。それともシラクの意見に賛同しているのだろうか?
核兵器絶対反対の日本の世論はどうなのか知りたいと思う。

イラク戦争を始めたことはいろいろな疑問や批判があって当然だと思う。しかし、アメリカ批判だけに偏ることはテロリストたちに、世界世論はテロリスト側にあるとテロを助長させる結果を招くことになると危惧する意見も多くあることは、ここで敢えて付け加えておきたい。