ネクタイの色

Mapple2006-02-19


Inc.: The magazine for growing companies

「パワー タイ」就職の面接の時とか、ビジネスでここ一番勝負という時に付けるネクタイは「パワー タイ」といって赤。
大統領選挙などの候補者のネクタイは赤が多いのにお気付きだと思う。
パワータイというからにはそこにはラッキーなものを呼ぶといった迷信と、自分の意気込みを示そうとする積極性がこめられているのだろう。

ところが、最近の若い情報 技術関係の会社を対象にした雑誌に「パワータイ」が未だにしめられているかという記事がのったそうだ。

その雑誌は「インク マガジン」=Inc.magazine
成長過程の会社のための雑誌というスローガンだ。
ニューヨーク タイムズでは「この雑誌は小企業のバイブル。 大なり小なりビジネスを築きつつある企業にすべての部分で方法論、成功例を紹介しながらガイドしており、失敗例の紹介もある。」と紹介されている。

その中で、こんな記事が扱われている。
「職場のカジュアル化の中でパワー タイを付ける人がまだいるか?」
From: Inc magazine | December 1997 By: Christopher Caggiano
「多くの小企業では「カジュアル 金曜日」の服装がそのまま、ウイークデイ毎日にも定着しつつある。特に若い会社においてはビジネスの中で背広より、リラックスした服装がだんだん増えてきている。1997年の『Inc500』のアンケートの結果では「カジュアル、又はビジネスカジュアルの服装がスタンダード」と応えた会社は急成長の個人資本の会社の3分の1。
情報技術の会社のCEOは顧客のカジュアル化に併せて、社員の服装もカジュアルなものを許している。社員はその方が心地よく、能率も上がるし、数年で、ビジネス社会ではカジュアルな服装が背広にとってかわるだろうと予言している。」(the 1997 Inc. 500)

そういえば、若者はネクタイをしめるといっても、地味なもの、黒やグレーなどが主流のような気がする。はでなネクタイは影を潜める中、パワータイの赤を付けているのはここ一番の演説をする政治家くらいかもしれない。