ベイエリアの大晦日


2005年の最後、友人宅でNew YearEveのディナー。ニューヨークから中継されたタイム スクエアーでのカウント ダウンを見て2005年は終わりました。ラップ系の若者の歌と踊りを楽しんだ後、口直しならぬ耳直しにイーグルスの「ホテル カリフォルニア」をDVDで聞いて踊ってお開きになりました。
ベイエリアではクリスマスがサンダーストームで大雨を伴った大風がふきました。そしてまた大晦日の朝も雷はなかったけど、あられと雨を伴う嵐に襲われました。インターネットも止ってしまい復旧に半日以上かかったようです。大揺れの2005年の締めくくりが、よりによってあられの嵐とは..。

クリスマスの嵐に一生懸命耐えた月桂樹の木が大晦日の嵐ではとうとうやられてしまいました。こちらの月桂樹は一つの根から数本の大木がタコの足のようにグループで生えているのですが、雨が上がったあと、その中の3本がメリメリっという音を立てて境界線のクリーク(雨季になると水が流れる川)の方に倒れて行きました。壮観な眺めでした。突然西側の庭が明るくなり空が広くなっった感じです。
夜にはうって変わってきれいな星空が広がり、New Year Eveは何事もなかったかのように過ぎていきました。

ラジオでは株がこれから上がっていくので買い時とのこと。数年前のシリコンバレーの不況。その上911で株が一挙に暴落し、軒並み手ひどい目にあって以来現金の貯金が増えてきたものの、株には慎重になっている傾向があります。シリコンバレーも一時の華やかさはありませんが、ビルの空室はすっかり埋まり、新しいビルも建てられ、活気を取り戻した感があります。不動産はここ2年で又高値に戻りましたが今は少し下火になり、これからは少し冷え込むとのこと。一般的に不動産が下がると株価が上がると統計表は示すそうですが、なぜかはしろうとの私には説明がつきません。

ともあれ最後の最後までいろいろなことがあった1年で、クリスマス・ツリーを市役所、学校など公的な場所で飾るのは特定の宗教(キリスト教)だけを公的機関が採用するということでやめることになったり、ベイビー キリストは「ホリディー インファント(休日の幼児)」と呼ぶのだとか、公的場所ではメリークリスマスという言葉を使わないとか、電話の応対は「ハッピー ホリディー」と言えとか。その反対にキリストをリスぺクトして「X’mas」ではいけない、きちんと「Christmas」と書くべきだという声が出たり、いやはや様々な意見が飛び交わされて、最後に星空のNew Year Eveで締めくくられました。この名称についてやパーティーのあり方にはどこからも苦情は出ず、まずまずなんとか2005年は乗り切れた格好です。

今年の8月の末から始めたこの「加州草紙」もおかげさまで無事2006年の扉をくぐることができました。訪問くださった皆様に厚く御礼申し上げます。
2006年もまたどうかよろしくご指導くださいますよう、お願い申し上げます。
Happy New Year!