顔のシワは年をとると骨が縮むから!

Mapple2005-12-27


写真:http://cnn.netscape.cnn.com より

年を取ると顔にシワができる。二重あごになり、顔全体が垂れてくる。どうしてなのか?

これは地球の引力によって下のほうに下がるより、もっと大きな理由がある。それは骨のせいなのだ。

カリフォルニアのパロ・アルトの整形外科、デビッド カーン博士(Dr. David Kahn)によれば、顔の骨が縮む、つまり顔の骨のボリュームが年とともに少なくなっていくからだそうだ。これがシワや二重あごの原因になっている。<Reuters and HealthDay News.より抜粋>

彼は顔の整形手術の専門医なので整形手術の見地から、従来のように顔の肌をもちあげるリフティングだけでなく、この原因を解消するためには、脂肪注入で顔にボリュームをもたせる技術を併せて使った方がいいと言う。

彼は頭蓋骨の撮影を30人の男性と30人の女性を対象に行なった。年齢層を3等分して、一つのグループは25才から44才。そして、45才から64才と、65才以上と分けて全て白人種という条件で立体撮影をした。

結果は:年齢によって、顔の真中あたりと鼻の下あたりの骨に違いがでてきたとカーン博士はレポート。年と共に骨が薄くなったり、縮んだり、隙間ができたりしている。平行して、肌に弾力性がなくなってくるので、この骨の隙間あたりの肌に張りがなくなりシワになってしまう。
男性より、女性のほうが若いときから骨の厚みはなくなってくるそうだ。

友人が顔の整形手術をしたが、持ち上げた顔の肌の余分なものを切り取って、その端は、耳をすっぽりはずした切り口とつなげあわせるそうだ。
耳のまわりには数々の神経が集まっているという。どんなに上手に切ってもいくつかは傷めてしまうせいか、彼女は頭をうつぶせにすると苦しいらしい。顔が紫色になってしまう。

うつぶせにしなければシワも伸び、目のまわりもすっきりして若返ったが、どうなのだろうか?年をとればどんなに若返っても限界はある。それより健康で行動力があまりおとろえないようにした方が幸せなのではないかと思うが、人によって生きる価値観がちがうわけで、お金があって若い時綺麗なら綺麗な程、整形手術はするようだ。

男性も年をとると首の皺をとったり、若くても足のふくらはぎやももを太くする手術もあるとか。

一度、耳を切りはずして肌をひっぱってつなぎあわせる話を聞いて、もう恐ろしくて気持ち悪くなった。そして顔をうつむけることができないというのはまことに不便だと思う。特に顔が紫色になってしまったことを思い出すとなにか痛々しい。自分はする気はもともとないが、友人で整形手術を考えている人にはこの話をすることにしている。やめさせようという気はさらさらないが、いいことばかりではなくこういうこともあるという情報は一応つたえておきたいと思うからである。

もちろん美しいにこしたことはないが、「自分が他人からどう見られるか」より、「自分が何をどう見るか」、こちらの方に主眼をおく年齢になって、まだ「自分が他人からどう見られるか」に執着するのは時間の無駄なような気がするのだが...。