北極熊(白熊)が温暖化で溺死!

Mapple2005-12-21


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気候の変化で北極海の氷が溶けて北極熊(白熊)が溺れ死んでいる証拠を科学者たちが発表した。

ロンドン サンディータイムスのレポートによると北極熊(白熊)は餌を探すために60マイルも泳いでいることが分かりはじめてきたそうだ。
餌が集まる流氷が溶けて小さくなってきておりひとつひとつが離れ離れになって流れているので餌がみつけにくくなってきたそうだ。それで長い旅をしないと餌がえられなくなってきている。

北極熊(白熊)は強い泳ぎ手であるが、泳ぐコースを流氷地帯でなく固い氷岸に近づけざる得ない状態で、これは水が冷たすぎるのと、波が荒れすぎているのとで消耗が激しい旅となっている。

1ヶ月程前、4頭の北極熊(白熊)の死体がアラスカ北岸で発見された。
1950年以来、夏の気温が2度から3度上がったそうだ。
科学者たちはこのような北極熊(白熊)の溺死は、多分北極海全体に広がっているのではないかと考えている。
United Press International

米国で一番環境問題に活発なシエラ クラブ(Sierra Club)では今、北極熊(白熊)を海底油田の採掘の被害から守ろうと活動している。カナダから米国北方の太平洋、大西洋の海には北極熊(白熊)が現れる。カナダのシエラ クラブと協力しながら、なんとか、この油田開発を止めさせるように関係各省に訴えている。

自然の循環が狂ってしまったのか、必然の変化なのか?
20世紀の科学は人間の利益に密着していたが、今後の科学は地球のいとなみ全体を見て、人間だけの利益追求の欲望にブレーキをかける役目が課せられてきたのかもしれない。彼らの存在がますます貴重な時代になってきた。