Google/グーグル社の職場環境


グーグルといえば業界トップ。競合他社の追従をゆるさない。どこに秘密があるのかと探ったレポーターの話を聞いた。KSFOだったと思うのだがもうしわけない、運転中で注意を怠ってしまった。

グーグルの技術者は3人から5人でスタディーチームを作っている。5人以上にはけっしてならない。チーム毎に、ある時は会社からの提案で、又ある時は自分たちが取り組みを見つけて、勉強しながら仕事にしていく。まるで大学院にいるようなものだ...とは、レポーターの感想。
8時間以上働くよう会社は奨励しているので、朝食、昼食、夕食と一日に3食、会社が提供する。好きなだけ会社にいて仕事ができる。したくない日は家に帰る自由もある。
また、20%の時間は自分の担当以外のプロジェクトに当てるそうだ。

今、グーグルがすすめているプロジェクトに<グーグル ライブラリー>というのがあって、本をスキャンしてデジタル化するというもの。検索すればその本が丸ごとネットで読める。ところがこれは本の著作権にかかわるので、法律の問題で暗礁に乗り上げているという。合法化するにはもう少し時間がかかりそうだ。

又、自宅の冷蔵庫に中にあるものを全部書いて検索すると、その材料で出来る料理のレシピがでてくるプログラムもあるようだ。このレポーターはどうも太った人のようでこの検索をもう一歩すすめて、体重を書き込むと肥満度にあったダイエット料理のレシピがでてきてほしいと言っていた。

20%の時間を担当以外のプロジェクトに当てるあたりはなかなか考えられていると思う。仕事に行き詰まった時など、別のことをするのはいいもんだ。部外者だから斬新な発想ができることもあるし、自分の仕事にもどった時に違う視点から新しいアイディアがでてきたりもする。

3人から5人止まりの小グループというのもミソ。
「三人寄れば文殊の智恵」っていうし、多すぎても「船頭多けりゃ..」ともいうし。やはり業界一を維持するには、会社側も従業員の心理をかなり研究してきたに違いない。