中米グァテマラを襲ったハリケーン「スタン」

Mapple2005-10-11


先週中米グァテマラを襲ったハリケーン スタン。650人の人が亡くなり、9万人が今シェルターに避難しているという。約350万人もの人々がハリケーンの影響を受けた。豪雨によって、洪水と土砂崩れが起こり、山々の側面を削りとっていった。被災者たちは「政府は何の警告もしなかった。避難準備が遅い。政府が悪い。」と、ここグァテマラでも政府が批判されているそうだ。http://www.910knew.com/main.html 
© YellowBrix, Inc. Copyright 1997-2005 より抜粋

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ハリケーン カトリーナとリタの災害、そして、インド、パキスタン地震の間に起こった災害で、横においてしまい、グァテマラの人々を置き忘れたようでなにか申し訳ない思いがしてしまった。かといってあまり情報はないのだが、また日本ではもっと詳細なニュースがはいっているだろうが、少しでも触れて見たかった。
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パキスタン、インドの地震の情報は詳しいものがニュースになっているのでここでは割愛した。被災地出身のインド人の友人がいる。ご両親は無事で、家屋の破損も壁に亀裂がはいった程度ですんだらしい。彼は一安心したものの、同胞のことに胸を痛め、昨日は胃が食物を受け付けず、医者にいって仕事を休んだそうだ。
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それにしてもこうして立て続けに世界中が天災に見舞われるということは何かを感じずにはいられない。
天災がきた。悲惨なことが起こった。では援助だ。寄付だ。また別のところに天災がきた。援助だ。寄付だ。政府の警告がおそかった。政府が悪い。この繰り返しでほんとうにいいのだろうか?
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パキスタンの土砂崩れと、グァテマラの土砂崩れとなにか共通点を感じる。地盤のゆるい、豪雨にやられやすい所に家屋をたてなければならない事情があるはずだ。
災害が起こってから寄付をするというのも必要なことだが、今後はそれだけではなく、災害にやられ易い根本的な原因を除く援助を考えていかなければならないのかもしれない。