ブッシュとカテリーナ

KSFO、ホット トーク550の
ザ リー ロジャース ショー(Lee Rodgers)より

リー ロジャースに関するサイト:
http://www.ksfo.com/showdj.asp?DJID=2254

この番組のホスト、リー ロジャースは下から這い上がってきた人である。13歳で片足の一部を失った貧困家庭の出身である。「欲しいものをつかむには、機を待つ知恵と、腰が抜ける程働くこと。そうすれば、この社会は欠点だらけだけどそれでも成功のチャンスをあたえてくれる」と彼は言う。”見境なく何でもする資本主義者ではない”彼の9月6日のお勧めコラムを紹介してみよう。

「ブッシュとカテリーナ」ウオール ストリートジャーナルより要約
Opinion Journal from the Wall Street Journal

==政治的嵐の中で再び大統領のリーダーシップを確立する==

ホワイトハウスは遅まきながらカテリーナ襲来のつまづきから立ち直りつつある。しかし、課題はいろいろある。
ひとつには、Homeland Security Departmentの問題。
9-11以降、最大のテスト ケースとして今回のカテリーナ襲来にどう対処できるかが今問われている。大統領は我々の忠告に反して、連邦政府の中に巨大な官僚主義を作ってしまった。ニューオリーンズからテキサスのヒューストンに散らばっていった人々を今後どうするか、FEMAが解決を計り遂行できなかったら猛烈な政治的報いを受けることになるであろう。

もうひとつはニューオリーンズの町の復旧問題。今まで軍隊のエンジニアを長い間憎んでいた人々、その同じ人々の口から今度は軍隊の助力によってあの泥沼の町の復旧をさせる必要があると言うのを何度も聞いている。
明らかなことは海面下の町に連邦の国費をどれだけつぎこまなければならないかということだ。4〜5級の嵐がまた来るかもしれないこの町にである。20ビリオンドル以上の税金をここにつぎ込まなければならないのか。

そこで今、ブッシュが早急にしなければならないことは、アメリカ経済をのばすこと。石油確保の障害を除き、天然ガスの採掘をする。経済面でのリーダーシップとは税金カットと、カテリーナ救済とテロとの戦いの間をつなぐ経済的バイタリティーを生み出すことだ。

イラク問題もブッシュは口が重く説明が足りないで手ひどい目にあっている。カテリーナの場合は事情を国民にもっと視覚的に、強さをもって説明することが急務であろう。
(かいつまんだ要約なので、詳しくは下記のサイトをご参照のこと)
http://www.ksfo.com/goout.asp?u=http://www.opinionjournal.com/editorial/feature.html?id=110007213

この記事にたいする読者の声を要約して2〜3紹介してみよう。
1. Sara-NewYork
ロドルフ ジュリアーノがニューヨークで(9-11で)直面した状態とニューオリーンズの市長が直面した問題は比較はできない。9-11は動転するほど恐ろしい出来事であった。しかし、ハリケーンカトリーナが襲ったニューオリーンズの町とその住民の被害はそれ以上である。
(9-11の時)何万というニューヨーカーは極度に動転して震えながらも帰宅して家族に電話して安否を確かめ、テレビを付けて見ることができた。当時のジュリアーノ市長はあの恐ろしい最中に強さをもって決断をしてくれた。それが我々にとっては頼りのシンボルであった。しかし彼のしてくれたことも、この度のニューオリーンズの市長が直面したことと比べたら足元にも及ばない。

2. Alice-Washington
この紙面で提案したことについて大統領が耳をかたむけるとは思えない。彼は政治的な「死の灰」を少しでも少なくしようと躍起だからだとは思うまい。正真正銘の気遣いを形にあらわすだろう。町を修復するだろう。彼はイラクアフガニスタンの人々を自由にし、インドネシア津波犠牲者に最大の援助をしたのだから。
しかし、今回は我々の同胞、隣人の問題を話しているのである。大統領は同胞のかれらを見下すことはないはずだが。

3. Devone-Boston
ブッシュ大統領は大丈夫。賢明なる米国人は政治的に左寄りの人々によって、狙い撃ち批判(ぞってするような人種問題への誘導も含む)を受けている事を知っている。私はブッシュの政治的基盤についてはあまり心配していない。同じグループの人々がFEMAの応答のことで攻撃しているが、その人々は何か悪いことが起こったら何でも反射的にすべてが大統領のせいだと責めるのだ。こういうことはほとんどの人々は既に周知のことだと思う。

4. Michael-VA
ブッシュはオフィスの中で不適格なことをやってくれた。願わくは彼はもっとまわりを見回して欲しい。とてもアメリカの民衆と共にいるとは思えない。