加州ベイ エリアのローカル ラジオ局

カリフォルニアのサンフランシスコとサンノゼを繋ぐ一帯ベイ エリア。そこには10を軽くこえる地元のラジオステーションがある。その中からニュース トーク番組で人気のある3つの局をとりあげてみると…..。

KQED
http://www.kqed.org/radio/

パブリック ラジオ局で1969年に創設。広く多種にわたるニュースをメインに、公共イベント、文化活動プログラムなども手がけている。番組はKQEDのスタッフ、独立ネットワークプロジューサーによって作られているが、National Public Radio, Public Radio International そして the BBCも参加しているそうだ。
全米1の人気放送局で、週に745,000の聴取者がKQEDを聞く。車社会のアメリカだからラジオは不可欠。広い層の人々が車の中で聞いていてベイエリアを中心にシエラ ネヴァダから南はモントレーまでカバーされている。

KNEW
http://www.910knew.com/main.html

この放送局の目玉番組はなんといっても「マイケル サベッジ ショー」。彼のラジオ トーク ショーは圧倒的な人気を誇っている。サベッジは野蛮人の意味で本名とは思えない。彼が書いたサベッジ ネイション(The Savage Nation)という本もベストセラーになった。彼のウエブ サイトは: http://www.michaelsavage.com

彼はもともと科学者。UCバークレーで博士号を取得しているので、冗談ばかりのようだが、冗談も理論的思考を切り口になかなか説得力がある。
例えば、8/30の放送で、「地球温暖化は企業の責任といっているが、これを証明することはできるのか? 何億年も前に同じ温暖化の状態が起こって氷河期にはったわけだが、その頃に工場があったのか?」な〜んていって聴取者を煙にまいている。聞いている者は笑うわけだが、説得力も確かにある。
彼は自分の番組を聞くと、プラトーギリシャの哲学者)と、ヘンリーミラー、ジャック ケロワック(麻薬取りすぎの作家)、イエスさまとフランケンシュタインをちょっとづつ、かじった気分になれるよ、などと言っていた。

もう一人のニューストークショーのスターは「トーク910」のビル オライリー(Bill O’Reilly)。彼はテレビのFOX ニュースでも人気トーク ショー(The O'Reilly Factor)の番組をもっている。 ビル オライリーのサイトは: http://www.BillO'reilly.com

ビルは若かった時、ベトナム戦争反戦を掲げて躍り出たケリー(前大統領候補で民主党より立候補し落選)にインタビューをしたことがあった。その時ケリーが言ったことと、去年ケリーが大統領候補者として言ったことにかなり矛盾があるとして、自分のインタビューフィルムを公開していた。年をかさねて貫禄がでてきたタイプ。ジャーナリストになる前は高校の教師を2年勤め、その後ボストン大学でブロードキャスト ジャーナリズムで修士の学位を取得。つっこみ取材で有名になって以来、各局でアンカーをつとめ現在にいたる。

KSFO
http://www.ksfo.com/

ベイエリアのホットトークラジオ局。公共の交通から学校システムと多岐にわたって話題を取り上げている。メインは電話による聴取者の参加だ。いろいろな声をとりあげ、様々な意見にホストが答えていく。聴取者参加型としては最も成功した番組つくりで定評がある。KSFOはABCの傘下にあるラジオ局だ。
その中でもジョージ ヌーリーがホストを勤める「コースト ツゥー コーストAM」(Coast to Coast AM)はその日のホットな話題を道徳的見地から扱っている。ニュースメーカーとのインタビューなどは一日の始まりにびったりの話題を提供してくれる。
コースト ツゥー コーストAMのウエブサイトは:
http://www.coasttocoastam.com.

車に乗りながらこの3つを中心に聞いているが、車の運転に気をとられてとばして聞いたり、番組名さえ忘れることもある。メモがとれない状態で書くのでちょっと無責任かもしれないがお許しいただきたい。